止揚

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 初めに。

 構成を考えずにだらだらと筆を取った上に推敲をしていなければ読み返しもしていないのでかなり適当な文章になっています。誤字脱字も有るかと思いますが目を瞑ってください。また、飽くまで個人の考え、稚拙な文章ですので考え方や思いの相違等有るかと思いますが、ご了承下さい。

 

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 私は、雨宮天という声優(アーティスト)を応援している。

 こう表すと、往々にして、世間一般で言われている<ガチ恋>ではないかと揶揄されることがあるが、そんなことは微塵もなくて、ただ純粋にファンとして彼女の声優であったり歌手であったりの活動を応援しているだけである。<ガチ恋>というよりはむしろ、<推し>ているという表現が適切ではないかと思われる。

 

 この<推し>という表現がまた面白いもので、単純に好きという感情と同義とは安直に語ることが出来ない。そもそも<推し>は<好き>と近しい部分は多々あるが、<恋愛>という概念だとか、それに付随する<好き>という感情では全くない。C・S・ルイスが言うところの「特定の異性を欲せしめる状態」や、文化人類学で言うところの「女性の所有と交換(別に女性軽視や差別の意図はないです)」を恋愛とするならば、<推し>は恋愛ではない。<推し>ている相手を所有する――結婚する――可能性を最初から全く考慮することはないからである。恋愛感情を考慮しない好意が広義での<推し>であり、伴うのであればそれはおおよそ<ガチ恋>に分類される。

 別段、人類文化学にも宗教も造詣が深い訳ではないので間違ったことを書いている可能性は有るが、飽くまで個人的な意見として。

 <推し>の話に戻るが、<推す>ことの特徴として、必ずしも<推している側>が利益を享受することが目的ではないことが挙げられると考えている。ここで言う<推し>の対象は実在する人物であることが前提ではあるが、例えばイベントに行ったとする。そのイベントに行った結果として、<推し>の対象から何かを貰うことは大いにあるが、貰うこと自体を目的にしている人は恐らく存在しないであろう。純粋に<推し>の対象を見に行きたい、会いたいという思いが根本にあり、受益は目的には成り得ないからだ。加えて、<推し>の対象は広く知られていなければならないはずで、個人的な恋愛感情の対象ではない以上そうあるべきだし、自分しか知らない対象に対して<推し>の表現を使う必要性がないからだ。<推し>を不特定の誰かと社会的に共有するときに、<推し>が現れるのではないかと思う。よく足を運ぶ店の店員に対して何かしらの好意を抱いたときに、その人のことを<推す>と表現する人は少ない。その場合は大体<好き>と表現されるだろう。閉鎖的でない空間で、社会的に感情を共有するときに<推し>が出てくるのではないだろうか。

 結局の所、<推し>と言う言葉に対しての考えは人による。私が考えている<推し>と貴方の考えている<推し>は、かなり異なっている可能性がある。その人の<推し>について深く知ることは適わないし、こういった話は最早哲学の領域になる。<推し>は広義の<好き>のオルタナティブであると解釈するのが平易なのではないだろうか。

 

 ――閑話休題

 

 何故雨宮天推しているのかという話に戻るが、恐らく多くの人が<投影>や<移入>がきっかけで<推し>の対象が選定されているのではないかと思われるが、私の場合は、そういった要素も少なからずあるだろうが、その限りではないように思う。雨宮天のことが好きで、一方で嫌いなのだ(拗らせたオタクなので)。

 自分のことなのに断定出来ないのもおかしい話ではあるが、色々な要素が混ざり合った上で、「彼女が自分にないものを持っていた」からではないかと思う。では、自分に無い何を持っていたからなのという話が出てくるのは必然だと思うのだけれど、自分の内面に依るものなので割愛。挙げるとするならば、「真っ直ぐ努力している」ところでしょうか。

 

 雨宮天を語る上で避けては通れない話題がTrySailだ。

 私自身結成から現在までずっとTrySailを追っている訳ではないので多くを語る理由を持ち合わせているとも、また語るのも烏滸がましいが、避けて通ることは不可能だろう。文章が上手くないので誤解を招く記述があったら申し訳ない。

 雨宮天推していると言っておきながこう述べるのもどうかと思うし、言葉自体に深い意味も無いのだが(3人に対して侮蔑をしているわけでなく、普通にユニット含め好きですので誤解しないで下さい)、TrySailの中で雨宮天は能力面で劣っている所が多いように感じる。

 演技、歌、パフォーマンスに於いて、恐らく彼女は基礎のスペックが低いように感じる。以前、しばしば、演技が下手だと叩かれることがあった。デビューして間もないから仕方ないのは勿論だが、実際当時の演技を聞いても確かに上手くはないなと思ってしまう部分もある。しかし、現在はどうだろうか。声質自体は生まれ持ったものなのでそう変化があるものではないが、様々なタイプの役に挑戦し、演技もかなり上達している。世に出るアニメにキャスティングされるということは、枠を自分の力で勝ち取ったことの証明に他ならない。演技力に関しても、上から目線で語るのもあれだが申し分ない。個人的には低い声の方が好みなので、最近ではRe:CREATORSの鹿屋瑠偉が良いですね。

 また、歌に関しても同様のことが言える。デビュー曲から別に下手ではなかったが、荒い部分が多かった印象を受けた。歌い方であったり表現であったり、様々な部分ではあるが、そういった印象を以前は受けていたが、彼女のすごいところとして、前述したように「努力」のやり方だと思う。歌に関しては、回を増す毎に求められるハードルが上がっていく。そうであってはいけないような気も、仕方ないような気もするのだが。その求められているハードル、自分自身が持っている目標を越えてくるような成長を毎回感じさせてくれるところが彼女のすごさだと思う。勿論、まだまだ荒削りの部分もありますが、前回よりも今回、今回よりも次といったように、成長を感じさせてくれるところが応援する側も見ていて楽しいですね。

 だらだらと推敲もせずに文章を適当に書いていると冗長になってしまうのでこの辺りで内容を変えます。これだけの文章量や内容で自分の思いや考えが十割届く事はないでしょうし、違った考えを持っている方もかなり多くいると思います。あくまでも1個人のだらだら書いた文章の意見なのでチラシの裏程度に読み流して頂ければ幸いです。

 

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 ここから先はLAWSON presents 雨宮天ライブ2017 “Aggressive SKY” について触れます。

 

セットリスト(2017/12/29 Nakano Day2)
1. Velvet Rays
2. Absolute Blue
3. 夢空
4. Glitter
5. RAINBOW
6. GLAMOROUS SKY (原曲: 中島美嘉)
7. 熱情のスペクトラム (原曲: いきものがかり)
8. High Free Spirits (原曲: TrySail)
9. 月灯り
10. コネクト (※ジャズver 原曲: ClariS)
11. 羽根輪舞
12. irodori
13. After the Tears
14. Skyreach
15. ASH
16. Marvelous scene
17. Eternal
ENCORE
18. チョ・イ・ス
19. Fleeting Dream
20. Silent Sword
ENCORE2
21. RAINBOW

 

 楽曲ごとの感想には触れず、全体の感想のみ書きます。

 全体を通して、満足のいく内容のライブでした。特に特徴だったのがセットリストですね。個々の曲ではなくライブ全体の構成から“Aggressive SKY”の名の通り、攻めの姿勢を感じました。特にそう感じたのは――恐らく他の方も感じているだろう――RAINBOWとSilent Swordの位置。かなり特徴でしたね。会場にいてそのタイミングでその曲が来るのかと思い驚きました。無難と言うか、RAINBOWとSilent Swordを入れ替えたセットリストなら収まりがいいような感じがしますね。しかしながら、このライブのテーマは“Aggressive”。攻めと言う意味ではテーマに沿っておりそういうのm有りだなぁと感じました。むしろ、名古屋で初見の時はRAINBOWがあのタイミングで来てわくわくしましたね。この後の構成はどうなるんだろうと。多くを望むなら“Aggressive”に沿ってカバー曲も日によって変化があっても楽しそうだなと思いましたが、そうでなかったとしても完成度が高く満足いく内容でした。

 今までの雨宮天の成長が感じられる良いライブだったと思います。歌、パフォーマンス共に非常に良くなっていたと思います。荒削りの部分も有りました。有りましたが、全体を通して見るとそこまで気になるというものではなく、完成度は高かったです。ただ、それと同時に伸び代も感じられるライブでした。正式な発表ではないですが、次のSingleの発表も有り、今後の活動に期待ですね。彼女自身、不安な部分が多かったと思います。それが原因なのかは知らないですが、パフォーマンスが調子悪いなと感じる時も有りました。芥川龍之介の「何か僕の将来に対する唯ぼんやりとした不安」ではないですが、活動を通じてそういったものを感じていたのではないでしょうか。しかし、今回のライブを通じて自信を得たように見受けられる部分が有りました。来年以降の活動に期待したいです。

 

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 一つだけ思うところがあったのはアンコールです。

 そもそもアンコールがあることを前提で考えるのはよくないですし、チケットの値段にはアンコールは含まれていません。アンコールというのは「ライブ良かった。もう1曲聴きたい」という思いの顕現であり、演者がそれにサービスでそれに応えてくれているだけです。当たり前のようにアンコールが行われているのが大体のライブの現状ではあるでしょうが、その辺りを含めて考えて行きたいですね。

 ダブルアンコールは特に気になりますね。LAWSON presents TrySail Live2017 Harbor × Arena in KOBE Day2でダブルアンコールが行われました。あの時のアンコールは本当に想定していなかったもの、もう1曲聴きたいという思いの表れだったと思います。しかし、ダブルアンコールをしたことによって、それをしなければならないと言った風潮になってしまうのは個人的には思うところがありますね。された以上、演者が出てこなければ収まりがつかないでしょうし、何しろツアー等で場所によって内容に差が生まれてしまうことがあることが気がかりですね(セットリストはその場の楽しみなのでいいですが)。私が拗らせているオタクなのかもしれませんが、その辺りは他の人はどう思っているのでしょうか。私が拗らせすぎなのですかね。

 

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 2018/01/25~2018/01/26にかけて、ニコニコ生放送<伏見つかさチャンネル>にて、藤田茜誕生日生放送が予定されています。まだ番組の詳細が出ていないのでリンクは貼れませんが、皆様ご視聴のほどよろしくお願いします。